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「夢と魔法の王国」東京ディズニーランドは、私たちすべてのゲストがそれぞれの楽しみを見つけられる場所です。当然ですが、ここでは自分の楽しみのために他のゲストに嫌な思いをさせることがあってはいけません。
写真を趣味とするものにとってはそう特別ではない行動も、他の方々にとっては不快に映ることもあるかもしれません。もちろん、その逆もあります。大切なことは、「他のゲストと楽しい時間を共有する」こと忘れない気配りです。
たとえば、ショーを座って見る場合、キャストからは「カメラやビデオは座った目の高さで」という注意がなされます。前のゲストの頭を写さないようにと思えば、少しでも高い位置でカメラを構えたいのが本音ですが、それを始めてしまえばあちこちにカメラがにょきにょきと立ち並び、撮影をしていないゲストにとっては観にくいことこの上ないでしょう。
他のゲストと楽しさを共有するために、制限のあるところではそれを守ること、たとえ注意がなくても、一度周囲を見回して自分の体やカメラが人の邪魔になっていないかを確認するゆとりを持ちたいものです。
さあ、いよいよ入園です。入り口付近ではミッキーやミニー達のキャラクターがゲストを迎えてくれます。キャラクターとの記念撮影は、このときが最大のチャンスです(エントランスでキャラクターがお出迎え)。
彼らは子供達が大好きですから、順番に待っていれば(よほどの混雑でなければ)必ず撮影の機会を作ってくれます。もし気がつかないようなら、「写真を撮りましょう」と声をかけてみましょう。
まわりには他のゲストが待ちかまえていますから、離れての撮影は困難です。キャラクターもどこから撮られているのかわかりにくいと、うまくカメラ目線をくれません。ここでは、標準から広角よりのレンズでぐっと近寄って撮りましょう。
コンパクトカメラであれば広角側は35mmとか38mm、レンズつきフィルムなら28mm程度です。一眼レフと標準ズームの組み合わせでも、やはり28mmから35mmが使えます。これで1m内外の距離から、必ず声をかけて撮るのが基本です。ここはディズニーの魔法の国ですから、「ハイ、チーズ(今どきこんなことはいわない方が多いですが...)」ではなく、元気に「ミッキー!」と声をかけましょう。ほら、良い笑顔になりますね。
全身を撮ろうとすると少し離れなければなりませんし、キャラクターに比べて顔の小さな人間はさらに小さくなってしまいます。ここでは、腰や胸から上のみにして顔を大きく写しましょう。
気をつけなければならないのは陽射しの向きです。逆光で撮ってしまうと、せっかくの笑顔も真っ暗になってしまいます。写真のプリント時にある程度の補正は可能ですが、粒子がざらざらと目立ってしまいます(露出アンダーの写真を補正すると、粒子は目立ってきます)。また、斜めからの陽射しでも角度によっては耳や鼻の陰が強くなりすぎてしまいます。ここは、太陽を背にして(つまり順光の状態で)撮るのが一番でしょう。どうしても向きを変えるゆとりがないときには、ストロボを強制発光させる方法もあります。
あわただしい撮影になりがちですから、あとで見るとひどい手ブレだったり、肝心のお子さんや彼女・彼氏が目をつぶってしまった、など、一枚きりではちょっと不安です。写真に変化を付ける意味からも、できるだけ「縦位置」と「横位置」の両方であわせて2枚撮っておくことをお勧めします。撮影の際、「2枚撮ります。はい、まず1枚!」と元気に撮り、続いてカメラを持ち替えて「2枚目です、はい!」と声をかければ、キャラクターも少しポーズを工夫してくれるでしょうし、なによりまわりで順番を待っている他のゲストが「いつまで撮り続けるんだろう?」と不安がらずに済みます。
大人を撮る場合には、キャラクターとの身長差があまりありませんから立って撮っても大丈夫でしょう。けれど、小さなお子さんの場合にはキャラクターとちょっと差がありますね。こんな時、キャラクターの多くはしゃがんだりかがんだりして子供と一緒に写れるように工夫をしてくれます(子供のためにしゃがんでくれるキャラクター)。
このとき、撮影者は立っていてはいけません。一緒にしゃがんで、子供やキャラクターの目線に近づいて写すことが大切です。立ったままでは上から見下ろすような構図になりますし(それを狙って撮る場合は別ですが)、なにより斜め上からでは足も短く見えてしまいます。特に広角のレンズでは遠近感が強調されますから、びっくりするほど短足に撮れてしまいます。
人気キャラクターのまわりには大勢のゲストが列を作り、なかなか順番が回ってきません。彼らもショーへの出演などスケジュールが決まっていますから、時間がくれば戻らなくてはなりません。あせらず割り込みはせずに、キャラクターに「次はお願いね」と声をかけておくと良いでしょう。混雑しているときにはツーショットにこだわりすぎず、他のゲストと一緒でも仕方ないと割り切ることも必要でしょう。また、カメラに向かって「はい、にっこり」だけでなく、キャラクターとお子さんが楽しく遊ぶ姿を、少し離れて撮るのも、アルバムに変化が出て面白いでしょう(こんな写真も楽しいですよ)。
キャラクターはミッキーやミニー、ドナルドなどだけではありません。あたりを見渡すと、他のキャラクターが暇そうにしているかもしれません。彼らならゆっくりと遊んでくれますし、時間をかけていくつかのポーズでの撮影が可能です。比較的人気があるのに暇そうにしていることが多いキャラクターは、「不思議の国のアリス」に登場する「ディーとダム」(あの赤い帽子でふとっちょの双子です)や、「ピーターパン」の「フック船長」や「ミスター・スミー」などです。ぜひ見かけたら声をかけてみてください。きっと喜んでくれますよ。
逆に、まず独占が無理なのは、「ミッキーマウス」と「ミニーマウス」、そして「ドナルドダック」です。彼らはいつも子供達を大勢引き連れ、まるで幼稚園か小学校の先生のようです(少し離れた位置でそんな絵を狙ってみるのもおもしろいはずです)。
いつもは大人気だけど、時折チャンスが巡ってくるのは「グーフィ」「プルート」「デイジーダック」「チップとデール」などです。チャンスと見たらまず写真を撮り、その後で遊んでもらいましょう。遊び始めると人が集まってきてしまうので、まず撮影、これが大切です。