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第3話 写真の楽しみ 後編−ディズニーテーマパークと写真(2001.2.8)

東京ディズニーランド(TDL)をはじめとする、ディズニーのテーマパークでは毎日多くの写真が撮られています。ここでの写真撮影テクニックについては、「TDL写真講座」をご覧いただくとして、写真撮影という視点からのパークの楽しみ方について書いてみようと思います。

ディズニーに限らずどのテーマパークもそうですが、広い敷地に単に乗り物や売店が並んでいるのではなく、それらがひとつのテーマ性やデザインの統一性を持って配置されているため、写真撮影の場所には事欠きません。パーク内のそこここに、写真に残したくなる風景が広がっているのです。
たとえば、私がTDLに行くと、ほぼ必ず訪れる「アメリカ河」のほとりでは、360度全ての方向に被写体があります。正面から順に、子供達が遊ぶ「トム・ソーヤー島」と「サム・クレメンス砦」があり、右には「スプラッシュ・マウンテン」を中心とした「クリッター・カントリー」が広がります。振り返れば、「手を振ろう!」でもとりあげた「ウェスタン・リバー鉄道」の陸橋とそびえ立つ「ビッグサンダー・マウンテン」が見えますし、残る左側には筏の発着場と「ラッキー・ナゲット・ステージ」がたたずんでいます。河には蒸気船「マーク・トゥエイン号」や「ビーバー・ブラザーズのカヌー探検」が時折やってきて変化にも富んでおり、ここだけでフィルムを使い切ってしまうほどです。
街灯やベンチ、あるいは手すりや積み上げられた箱など、細かなところにまでパークの雰囲気作りに貢献するデザインが施され、これらの小物をさまざまなアングルから撮るだけでも、ひと味違う写真が撮れます。

同じパーク内の風景でも、「ウェスタンランド」「アドベンチャーランド」「ファンタジーランド」...と、テーマランドを変えるとガラリと雰囲気が変わることも、撮影上の楽しみのひとつでしょう。全体の色合いも、木調から原色系などさまざまです。
一カ所でこれだけ多くのシチュエーションを探すことのできる場所は、そう多くありません。本物の街並みであれば、絵になるところを探すことが必要になるでしょうが、TDLではどこをどう切り取ってもある程度は絵になることも見逃せません。本格的な街並みや風景の写真とは行かなくても、たとえばさまざまなテストにより構図づくりの練習にももってこいです。
また、夕方以降は見事にライトアップされますから、夜景の撮影もできます。非常に明るくライトアップされた場所もあれば、ほのかに明るい程度の建物もあり、これまた多くのシチュエーションが見つかるはずです。

さて、このような撮影には、ぜひデジタルカメラの使用をお勧めします。
撮ったその場で結果がわかるので、さまざまな露出の実験にはもってこいですし、なにより、絞りとシャッター速度などの撮影データをいちいち記録する必要がありません。撮影データを記録できるカメラボディは比較的高級機に限られますし、あとでフィルムとつきあわせるのも手間ですが、デジタルカメラなら撮影した写真そのものにデータが記録されますので、ずぼらな方でも大丈夫です。
もちろん、フィルムによる写真と厳密には同じではありませんが、構図や露出の基本を学ぶには十分です。
ただし、練習用となると、自分で絞りやシャッター速度を設定できる機種が必要になります。「絞り優先AE」「シャッター速度優先AE」といった機能があるものを選ぶことが大切です。

TDLでの写真といえば、ミッキーをはじめとしたキャラクターとの写真ばかりを思い浮かべがちですが、スナップの場としても魅力にあふれた場です。ショーやパレードでは、ステージ写真の練習さえできます(シャッター音を気にすることなく撮影できますから、もってこいですね)。もちろん子供達の笑顔にもあふれています。
今度TDLに行くときには、普段よりも多めにフィルムを持って行ってはいかがでしょう。

<2001.2.9>

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